園芸用土　製造販売

盆栽によく使われる土に、赤玉土があります。
赤玉土は褐色の火山灰土で、通気性・排水性・保水性に加えて保肥性も高く、また多くの植物が好む弱酸性の土壌であるため、盆栽の基本用土としても最もよく使われています。
盆栽としても人気があるサツキは酸性を好むため、鹿沼土をメインに使うと生育が良くなります。

鹿沼土は、約3万年前の群馬県赤城山の噴火で噴出された軽石が堆積してできた火山灰土で、主に栃木県鹿沼市近辺で採取することができます。
乾燥した状態では白い土ですが、水分を含むと黄色味を帯びてきます。
また、通気性・排水性・保水性が高く、強い酸性土という特徴をもつため、サツキなどツツジ科の植物や山野草、ブルーベリーなどの栽培に適しています。
特にサツキは鹿沼土との相性がよく、鹿沼市はサツキの産地としても有名で、市の花にも制定されています。

黒土は、赤玉土層の上層、つまり火山灰土壌の表層から採取することができる黒色の火山灰土です。枯葉などが腐植化してできた有機物を多く含んでおり、保水性・保肥性も高く基本用土として使われます。通気性・排水性はあまりよくないため、基本的には他の基本用土（鹿沼土、赤玉土など）や改良用土（腐葉土など）を混ぜて使います。粒子が細かく軟らかいため根を張りやすく、野菜の栽培に適しています。
黒土は山から採取する場合と畑から採取する場合があります。山から採取した土は様々な植物や木の根、石などが多く混ざっていますが、余分な有機物（堆肥、肥料など）が含まれていません。逆に、畑から採取した土は作物によって様々な有機物が含まれていますが、木の根などは混ざっていません。それぞれに長所と短所があるため、弊社では用途に応じて使い分けています。

培養土は、基本用土（鹿沼土、赤玉土など）や補助用土（腐葉土、堆肥など）、肥料などを配合して作ります。商品には「花と野菜の土」「プランターの土」などがあり、育てる植物に合わせて配合の割合を変え、通気性・保水性・保肥性などが適切になるよう調整しています。
また、都市部のビル等の屋上緑化のために弊社が開発した培養土「SDソイル」もあります。屋上緑化培養土は軽量で排水性に優れ、かつ適度な保水性・保肥性があり、飛散が少ないことが求められます。
ありがたいことに、弊社が製造する培養土は多くのお客様より大変好評をいただいております。弊社が自信と誇りを持ってお届けしている商品です。

美しい花を咲かせるバラは、植物の中でも栽培が難しいと言われています。弊社では、赤玉土・黒土・堆肥・ココナッツピートなどを配合し、割合を調整してバラの栽培に適した培養土を製造しています。